28日は兵庫、奈良、和歌山、岡山、山口、愛媛、福岡の7大会で決勝戦が行われる。

 福岡決勝は古豪同士の対決。今春センバツ8強の福岡大大濠は、勝てば28年ぶり4度目の夏甲子園。最速146キロのエース三浦銀二投手(3年)、4番を打つ古賀悠斗捕手(3年)も高校通算52発でともにプロ注目の強力バッテリーだ。

 対する東筑は、21年ぶり6度目の出場を目指す。県内屈指の伝統の進学校は5回戦で九産大九州、そして準々決勝で福岡工大城東、準決勝では全国V経験の西日本短大付を破り勢いに乗る。エース石田旭昇投手(2年)がここまで6試合すべて、1人で投げ抜いている。

 兵庫大会決勝も注目だ。初出場を目指す明石商は、昨年、一昨年と2年連続で準優勝。3年連続の決勝で「三度目の正直」なるか。今春センバツ出場の神戸国際大付は、勝てば3年ぶり2度目の夏甲子園。花村凌(3年)岡野佑大(3年)黒田倭人(3年)の投手3本柱が安定しており、主砲の猪田和希捕手(3年)も今大会3本塁打している。両チームは昨秋県大会の3回戦で、神戸国際大付がサヨナラ勝ち。今春県大会の準々決勝でも対戦し、3-0で明石商が勝利している。