滝川市が19年ぶりの夏甲子園に盛り上がっている。北北海道大会を制した滝川西は24日、滝川市役所を表敬訪問した。庁舎ではいたるところに甲子園出場を祝う紙がズラリと張られ、約200人の職員と市民がナインを出迎え温かい拍手を送った。前田康吉市長(62)は「市民に勇気を与えてくれた。滝川西魂で頑張って欲しい。必ず応援に行きます」と激励。小野寺大樹監督(41)をはじめ、メンバー、スコアラーがそれぞれ一言ずつ、決意表明した。

 地元が一丸となってバックアップ態勢を整えている。市では後方支援をするため、助成金の協議など動き始めた。学校側も今週中には協賛会を立ち上げ、OBらから寄付を募る。父母会も約150個の帽子制作やOB会との合同観戦ツアーなど計画している。

 この日、チームは練習を再開し、打撃練習などで約1時間、汗を流した。今後も壮行会や北海道庁表敬訪問などイベントが続く。堀田将人主将(3年)は「甲子園では自分たちらしい野球をします。滝川の方々の期待に応えたい」と初勝利を誓った。【西塚祐司】