日大山形は打線が22安打16得点の猛攻で、4年ぶり17度目の出場を決めた。今春から主将に就任した4番舟生(ふにゅう)大地捕手(3年)が4安打6打点とけん引した。12-3の8回無死満塁では右中間へ満塁弾を放った。「真ん中に甘く入ってきた直球。打った瞬間、いったと思った。余韻をかみしめたかった」と笑顔で振り返った。前回出場の13年夏は4強に進出しており、目指すは日本一。社会人野球のプリンスホテル時代にアトランタ五輪の最終候補で、母校を率いる荒木準也監督(45)は「甲子園では思い切りプレーさせたい」と張り切った。

 ◆日大山形 1958年(昭33)に山形第一として設立された私立校。生徒数は1170人(女子411人)。野球部は58年創部で部員は84人(マネジャー2人含む)。甲子園は春3度、夏17度目出場。主なOBは栗原健太(元楽天)。所在地は山形市鳥居ケ丘4の55。江口善紀校長。

◆Vへの足跡◆

2回戦8-3山形電波工

3回戦7-0寒河江工

準々決勝5-1山形南

準決勝5-4酒田南

決勝16-3山形中央