第99回全国高校野球選手権(8月7日開幕、甲子園)群馬大会は27日に決勝戦が行われ、前橋育英が2年連続3度目の夏の甲子園出場を決めた。昨年春から5季連続で県大会決勝での対戦となった宿敵、高崎健康福祉大高崎を破った。先発の皆川喬涼(きょうすけ)投手(3年)から丸山和郁外野手(3年)の投手リレーで、決勝まで5試合で9本塁打を放って、46得点の相手強力打線を4失点に抑えた。投手力を武器に、甲子園でも躍進を狙う。

 丸山が9回、最後の打者を遊ゴロに打ち取った。瞬く間にマウンドに歓喜の輪ができた。丸山は「まだ実感がわかないです。また明日、試合があるんじゃないかという感じで…」と笑った。ここまで5試合で9本塁打、46得点と猛打の強力打線を相手に、投手陣が1歩も引かず奮闘した。