第99回全国高校野球選手権(7日開幕・甲子園)の組み合わせ抽選会が4日、大阪市内で行われた。

 史上初となる2度目の春夏連覇を目指す大阪桐蔭が、優勝争いの筆頭候補に挙がる。エース徳山壮磨投手(3年)を軸に投手陣は豊富。打線も1番藤原恭大外野手(2年)から、切れ目なく、得点を重ねる。

 追うのは、甲子園3季連続4強入りの秀岳館。140キロ台後半の速球を投げる川端健斗投手(3年)、田浦文丸投手(3年)の両左腕は大会屈指の呼び声高く、「4強の壁」を越え、悲願の初優勝を目指す。

 史上7校目の夏連覇を目指す作新学院は攻守のバランス良く、試合巧者。中京大中京は投打のバランスが良く、県大会でチーム通算14本塁打の横浜も充実した戦力を誇る。

 投打でプロ注目選手をそろえる花咲徳栄、140キロ超えの投手が4人の前橋育英、早実を破った東海大菅生、バッテリーが強固な広陵、名将・馬淵史郎監督(61)率いる明徳義塾、神戸国際大付も上位進出を目指す。