全国高校野球選手権の開会式が8日、甲子園球場で行われた。19年ぶり3度目出場の北北海道代表・滝川西の堀田将人(しょうと)主将(3年)が選手宣誓を務めた。

 テーマは感謝と恩返し。北の大地の大空を連想させるスカイブルーのユニホーム姿の堀田主将は「私たちは今、この甲子園球場に立てていることを誇りに思います」と始まる宣誓文を大声で披露。仲間、家族、指導者、敗れたライバルの思いを胸に戦うことを誓った。3839校を代表する大役を無事果たし、会場からは温かい拍手が送られた。堀田主将は「ホッとしている。かまずにできたので100点です」と笑顔を見せた。

 大会は当初、7日開幕の予定だったが台風の影響で8日に順延された。開幕試合は彦根東(滋賀)-波佐見(長崎)が行われる。

 選手宣誓全文

私たちは今、この甲子園球場に立てていることを誇りに思います。

ここに辿り着くまでには、たくさんの厳しい試練や困難がありました。

それを乗り越えられたのは、仲間、家族、監督そして応援してくださる多くの方々の支えがあったからです。

幼いころから、真っ白なユニフォームが真っ黒になるまで練習し、真っ白なボールを真っ暗になるまで追いかけてきた、全国の高校球児の思いを胸に最後まで諦めず、正々堂々と全力でプレーすることを誓います。