夏初出場の津田学園(三重)が延長戦で藤枝明誠(静岡)をサヨナラ勝利で下し、夏の甲子園初勝利を手にした。

 6-6で迎えた延長11回2死一、二塁。2番宮木滉生二塁手(2年)が中堅越えの適時二塁打を放ち、試合を決めた。

 1回の第1打席の左前打以降、快音がなかった宮木は「最高です。それまで足を引っ張っていた。前の打者が敬遠だったから絶対に打ってやろうと思った。うれしいです。みんなで勝ち取った白星なので良かった」と笑顔で振り返った。

 前日7日は佐川竜朗監督(39)の誕生日だった。ナインがサプライズでチーム宿舎にケーキを用意し、バースデーソングを歌った。

 佐川監督は「選手も(台風の影響で初戦が)1日ずれて楽になれたと思う。最高のプレゼントです」と喜んだ。