京都成章が19年ぶりの聖地で善戦及ばず、サヨナラ負けした。

 9回表2死から茂木が同点弾も、その裏1死二、三塁の三塁前の内野安打で勝負は決まった。3失点11奪三振完投の北山は「OBも甲子園を楽しみにしてくれていた。勝つ姿を見せたかった」。98年夏の決勝では松坂大輔(ソフトバンク)を擁する横浜(神奈川)にノーヒットノーラン負け。この日は7安打で2点を奪った。当時3年でアルプスで応援団長を務めた安田稔コーチ(37)は「OBとして感謝しかない。閉まっていた扉を開けてくれた」と後輩をねぎらった。