旭川実が北海道栄の猛追を振り切って、決勝に進出した。9日の決勝では、12年ぶりのセンバツ出場をかけて臨む。

 先発のエース左腕坪井陽汰(2年)が7安打3失点で完投。9回は3点差から1点差まで迫られ、2死一、三塁のピンチを迎えたが最後は中飛で打ち取った。打線は初回1死満塁、5番熊谷元稀左翼手(2年)の犠飛で先制。2-1の8回無死では4番吉田翔伍一塁手(2年)のソロ本塁打などで2点を追加した。就任6年目の坂口新(あらた)監督(33)は「(決勝進出は)非常にうれしい。坪井はよく粘りきって投げてくれた」と話した。

 センバツは03年に希望枠、06年に神宮大会枠として出場している。野球部のOBにはお笑い芸人、とにかく明るい安村(35)がいる。