大阪桐蔭が花咲徳栄(埼玉)との甲子園春夏王者対決を、逆転で制した。1点を追う4回2死一、二塁で、藤原恭大外野手(2年)が左翼線へ2点適時二塁打を放った。夏王者との対戦に「絶対勝つぞという気持ちでやっていました。バッティングがすごくて、強いチームだなと思いました」と振り返った。

 西谷浩一監督(48)は「負けたら帰ろうと思っていました。明日から練習しないと、と思っていました」と冗談を交えて話した。9日は準決勝、勝てば決勝のダブルヘッダー。11日には秋季近畿大会大阪府予選の準決勝が待つ過密日程も、藤原は「今日休めたので、しっかりやっていきたい」と意気込んだ。センバツに続く、もう1つのタイトルを持ち帰る。