近大付(大阪3位)が高田商(奈良2位)に逆転勝ちし、15年ぶりの選抜大会出場に前進した。

 1点を追った6回、先頭の4番・高倉龍侑(りゅう)外野手(2年)が右翼へ同点弾。主砲の一撃で勢いづいた打線はなおも2死二、三塁と好機をつくり、9番の西川勇太捕手(2年)の適時三塁打と暴投で3点を追加し、試合の主導権を握った。エース大石晨慈(しんじ=2年)が高田商打線の反撃を断ち、1失点完投した。準々決勝の相手は、府予選準決勝でコールド負けした大阪桐蔭。高倉は「9月の練習試合でも連敗している。大阪桐蔭にリベンジしたい気持ちは、ぼくらが日本一強いと思う」と、宿敵を倒しての4強入りを狙う。