京都翔英(京都2位)が大阪桐蔭(大阪1位)に敗れ、1回戦で姿を消した。先発の遠藤慎也投手(1年)が3回9安打7失点。後続も大阪桐蔭打線に打ち込まれ、7回コールド負けを喫した。

 伊地知正喜監督は「昨春王者と力の差はあったなと思います」と敗戦を受け入れた。前日の30日は、昨年56歳で亡くなった浅井敬由前監督の一周忌だった。雨天や台風の影響で試合日がこの日まで延び、伊地知監督は「このチームは伸びてる途中。(練習する)期間が欲しいなと思っていた。浅井先生がそうしてくれたのかなと思いました」。16年の夏の甲子園で初戦で敗れた時、浅井前監督と「甲子園で勝てるチームを作らないと」と誓い合ったと言う。「『まだまだやらなあかんよ』と言われている気がします」と伊地知監督は少しほほ笑んだ。1年生も多くまだまだ成長中のチーム。約束を果たすため、この敗戦を糧にする。