土壇場で判定が覆り、日本航空石川は「幻のサヨナラ勝ち」となった。

 同点で迎えた9回裏、日本航空石川は2死一、二塁とサヨナラのチャンスをつくった。7番打者の山岡が右前にヒットを放つと、体重97キロの二塁走者上田は三塁を蹴ってホームへ。右翼手からの好返球でアウトのタイミングだったが、捕手に激しく体当たりして本塁突入するとボールがポロリ。審判がセーフと判定し、日本航空石川がサヨナラ勝ち、と思われた。

 捕手が痛みにもだえ、動けずにいる間に審判団が集まり審議を開始。その後、「危険なプレーと判定し、守備妨害とします」と判定を変えアウトにした。同点のままタイブレークの延長戦に入った。