明徳義塾(四国・高知)が初出場の創成館(九州・長崎)をやぶり、36年ぶり2度目の優勝を決めた。馬淵史郎監督(61)にとっては初の神宮制覇となった。

 先発の市川悠太投手(2年)が4安打完封し、県大会から10戦全てで完投となった。前日13日の準決勝・静岡(東海・静岡)戦からの連投で、静岡戦の2回に右中指の爪が割れるアクシデントもあったが「今日で終わりなので、気合で投げました。元々疲れないので」と頼もしい投球を見せた。

 初の神宮優勝に馬淵監督は「監督になって夏(の甲子園)と国体で優勝して、神宮で優勝できて。ないのはセンバツの旗だけ。簡単にはいかないと思いますけど、目標は出来ました」と来春センバツでの優勝、4つの全国大会制覇に狙いを定めた。