興国が履正社に完封勝ちで、5回戦進出を決めた。先発の中田健太投手(3年)が9回5安打完封。練習試合を含めても7回までが最長で、この日が初完投初完封となった。田中英樹監督(58)は「出来すぎですね。中田がよく投げてくれました。途中は『代える時はいつかな、いつかな』と思っていた。『行かせてください』と言っていたので彼にかけました」と好投をたたえた。

 興国は昨秋の府予選準決勝でも履正社と対戦。中田は2番手で登板するも、2回4失点と打ち込まれ、チームも8-1で7回コールド負けを喫した。「秋はめっちゃ打たれて悔しくて、悔しさをばねにしっかり投げられました」。冬場は多い時で300球を投げ込むなど、練習を重ねてきた。

 興国が甲子園に出場したのは75年の夏が最後。100回大会の今年は南北2校が出場できる。興国は南地区で、大体大浪商や近大付などがライバルとなる。田中監督は「大阪で勝つのは大変。これを景気づけにチーム力のアップを図っていきたいです」と夏へのはずみにするつもりだ。