第100回の夏がついに、始まる! 「みちのくプラス!!」高校野球特集の最終回は、恒例企画の記者とデスクの緊急座談会「東北6県展望編」です。全県で組み合わせが出そろい、どのチームも虎視眈々(たんたん)と甲子園を狙っています。デスク(以下デ)と記者(以下記)の掛け合いで、この夏の展望と狙いを解き明かします!【取材・構成=高橋洋平】

<岩手展望>

 デ 初戦からたまげた。

 記 最速153キロの大船渡・佐々木朗希(2年)と同144キロの盛岡三・西舘洸希(3年)が激突。第100回の夏にふさわしいゲームを期待したいですね。

 デ だが佐々木は春県3位の盛岡中央に初戦敗退。

 記 盛岡中央は東北大会で八戸学院光星から14安打放った強力打線です。佐々木が投げた試合は7安打9奪三振3失点なので、負けて強しとも言えます。

 デ ノーシードの盛岡大付は、第2シードの専大北上と3回戦で当たるブロックに入った。

 記 両監督はここを勝てば準決まで一気に行けると確信したはずです。同ブロックは両校以外は公立。勝った側が勢いに乗ります。

 デ 第1シードの花巻東も準決勝まで順当そうだ。

 記 楽な展開に持ち込んで、唯一の死角である投手陣を試しながら勝ち上がれれば、最高の展開ですね。