小岩がサヨナラ死球で独協に勝利した。先発戸村亮投手(3年)が4安打2失点完投。粘りの投球で勝利を呼び込んだ。「野手のみんなに助けられた。みんなのおかげで勝てました」と涙ながらに話した。

 4回まで無安打に抑えるも5回に初安打を浴びると、6回には2点を失った。「四球でリズムが崩れた。野手のみんなに迷惑をかけた」と先頭打者に与えた四球を悔やんだ。7回からは「もう1度切り替えよう」と本来の投球を取り戻した。

 打っても3安打を放ちチームの勝利に貢献。「昨夏は中堅で出場した。今は投手に専念するため、ほとんど打撃練習を行わないが打撃には自信がある」と笑顔を見せた。

 次戦は14日、深川と対戦する。「次は四球を減らして、いいリズムで投げたい。今度は自分が野手を助ける」と力を込めた。