八潮南が延長11回に及ぶ八潮との「八潮ダービー」を制した。延長11回表、吉野竜輔捕手(3年)が決勝の適時三塁打を放ち、小谷田尚至投手(3年)の粘投に応えた。

 3回戦は甲子園連覇を狙う花咲徳栄が相手となる。前年度のチームは秋、春と直接対決し、秋は1-3、春は0-2と好ゲームを演じている。斎藤繁監督(55)は「去年の花咲徳栄の公式戦結果を全て調べたんです。徳栄を3点以内に抑えたチームは全国に3校しかない」と胸を張る。「勝負かけるよ。迷わないから。(采配を)思い切りやらせてもらう」と選手たちに説くと「今日の徳栄の試合、録画しただろ? 早く着替えて、早く家に帰って、録画したのを見なさい」と家路をせかしていた。