鹿児島玉龍の2年生エース右腕、東瀬戸優太投手が2試合連続完投で勝利に貢献した。

 序盤は緊張から球が高めに浮き、2回に先制点を許した。だが6回に逆転して以降、投げ急いだ投球フォームを修正。徹底した低めへの配球で投げきった。

 9回1死一塁で相手9番の遊ゴロの一塁カバーへ入り、黒田輝捕手(2年)と交錯し右足を踏まれた。だが後続を「三振に取る気持ちだった」と痛みにも耐え、最後は気迫の三ゴロ締め。

 今春は背番号「10」だったが、5月に行われた西日本短大付や柳川など福岡の私立強豪校との練習試合で結果を残し、夏はエースとして臨んだ。東瀬戸は「自分が抑えれば勝てると思う。今まで通りしっかりやりたい」と気合十分だった。