明秀学園日立の1番打者、プロ注目の増田陸遊撃手(3年)が、名リードオフマンぶりを発揮してチームの勝利に貢献した。3安打&2四球で全打席出塁。これで前の試合から9打席連続出塁、2試合連続の猛打賞をマークした。

 「テークバックを深くしてボールの見極めができるようにしています。安打だけでなく四球でも塁に出ることに徹している」と増田。3回には1死から左前打で出塁すると、二盗に成功。二塁到達までは3秒26だった。

 観戦したDeNA河原スカウトは「高校生ならまずまずのタイム。打撃はリストが強そう。小力のある浅村(西武)タイプ」と話し、さらに「西日本で遊撃手といえば報徳学園・小園海斗、天理・太田椋、大阪桐蔭・根尾昂といるが、東日本の遊撃手で真っ先に名前が挙がるのでは」と評価した。阪神平塚スカウトは「打者として独特の間を持っている。打撃のポイントがすばらしい」と話した。