近大付が10年ぶりの甲子園出場に王手をかけた。

 プロ注目のエース対決となった。近大付の先発大石晨慈愛投手(3年)の相手は大体大浪商・立石健投手(3年)。近大付は初回、先頭打者の出塁で好機をつくると、2番花田大晟外野手(3年)が中前適時打を放ち、わずか8球で先制。その後、適時打が出て2得点。2回裏に相手先発立石の同点ソロで追いつかれたが、6回に7番道正陸人内野手(3年)の2点適時打で勝ち越した。

 大石は再三走者を出すも粘りの投球。相手打線を9安打2失点に抑えた完投勝利。「終盤は少しバテた。走者を出しても点を取られなかったのが良かった」と話した。「チームの勝ちに結びつく投球を心掛けたい」。南大阪の頂点まであと1つだ。