龍谷大平安(京都)のエース小寺智也投手(3年)が、128球を投げて5安打1失点で完投し、甲子園春夏通算101勝目の立役者になった。打っては3安打3打点と活躍。

 「フォアボールが多かった(4個)けど、攻めた結果。打線がいいので高めではなく、ローボールで攻めようと意識しました。70点ぐらい」と自己評価した。

 最速は146キロをマークし、6三振を奪った。「内を攻めることを意識しました。左バッターのインコースをつけば踏み込めなくなる。完投したい気持ちはあった。今日は絶対に自分が完投しようと思いました」と喜んだ。

 打線は17安打で14点を奪った。原田英彦監督(58)は「(小寺は)こそっといいバッティングをする。動じない」と評価した。