大船渡の最速157キロエース右腕・佐々木朗希(2年)が、3位決定戦で専大北上に10-11で敗れ、東北大会(10月12日開幕、秋田)出場を逃した。「自分の責任で負けて東北大会に行けなくて悔しいです。足りないところは打者との駆け引きなど、全部。来年は自分が連れて行けるように全体的にレベルアップしたい」と出直しを誓った。

今大会初めて先発を外れ、ベンチスタート。前日の準決勝盛岡大付戦で166球を投げた影響もあって、股関節痛などを抱え、試合前に国保陽平監督(31)に「今日は投げられません」と告げ、三塁コーチを志願した。

3回裏に4点を先制されたが、4回表に1点を返して反撃を開始。5回表に一挙4得点で逆転した。8回からプルペンに入ると、10-9と1点差に迫られた無死二塁から登板。3連打を浴びて、押し出しの四球で逆転を許した。9回表の打席では左翼フェンスわずか手前の大飛球も届かなかった。この日の最速は151キロだった。