秋季県大会準優勝の横手が16年夏の甲子園優勝校・作新学院(栃木)に3-4と肉薄した。182センチのエース右腕・原陸(2年)から187センチ右腕の渡辺巧真(1年)につなぎ、9回9安打4失点と粘った。同優勝の秋田修英も作新学院と対戦して0-16と大敗。同3位の秋田商は今日7日に同球場で行う。

横手が誇る180センチ超の「ツインタワーコンビ」が作新学院相手に力投した。先発の原が6回8安打3失点。右腕を力強く振って最速134キロの直球を投げ込み、要所を抑えた。「今日は球が悪くなかった。全国区の相手に直球で押して、打たせて取ることができた」。2番手の渡辺は1年生ながら堂々とした投球を見せ、3回1安打1失点と力を発揮した。

予行演習の相手としては申し分なかった。12日の東北大会は地元秋田開催。13日の初戦2回戦で今夏の甲子園出場の羽黒(山形)と激突する。原は「東北大会前に強豪を抑えられて、自信がついた。まずは1戦1戦。優勝が目標」と意気込んだ。