横浜(神奈川1位)が春日部共栄(埼玉1位)にコールド負けを喫し、来春のセンバツ出場が厳しくなった。

最速152キロ左腕の及川雅貴投手(2年)が、2日連続の先発。2者連続三振を奪い無難な立ち上がりに見えたが、直後の3番打者に四球を与えると三連続四球で満塁。6番打者に走者一掃の適時三塁打を浴び先制を許した。

その後も直球を狙われ、2本塁打を浴び2回1/3、5失点で降板。6つの三振を奪ったが、立ち直ることができなかった。「立ち上がりが良くなくて修正できなかった。実力不足です」と肩を落とした。

前日に行われた1回戦の甲府工(山梨3位)戦でも制球に苦しんだが、試合中に修正。6与四球も4回以降は安打を許さず、8回2安打2失点に抑えた。一夜明けての大事な試合では、そうはいかなかった。「修正能力が低いというか…実力不足です」。何度も反省を口にした。

来年再び甲子園に戻るためにも課題が見つかった。「下半身のバランスが悪く、制球が定まらない。冬に走り込んで体力をつけて足腰を強化します」。成長した姿で戻ってくる。