日本文理(新潟)は11月30日、野球部の3年生部員5人の寮内での飲酒が発覚した件について、調査内容と当該部員、関係者の処分内容を公表する会見を同校で行った。

冒頭、田中利夫副校長と佐藤琢哉野球部長が謝罪。「今回の不祥事によって支援していただいている方々の期待を裏切ることになってしまいました」と頭を下げた。5人は自宅謹慎と退寮処分、佐藤部長は後任が決定次第交代する。寮監を務める鈴木崇監督の処分は来年2月の同校理事会で決定する予定。田中副校長は「監督交代については考えていない」と話した。

5人は11月19日夜、寮の4人部屋で飲酒。寮生が学校側に通報したことで発覚した。学校では通報を受けた20日から調査を開始。19日のほかに2度の飲酒に加え、喫煙があったことが分かった。5人は9月中旬に新潟大付近の居酒屋で飲酒。その後、11月15日に寮内で一般生徒2人とともに飲酒した。19日の寮内では部員5人のうち3人が喫煙。部員5人のうち1人は、今夏の県大会ベンチ入りメンバーだった。

同校は調査内容を30日のうちに正式文書で県高野連に報告。今後は鈴木監督以外に、野球部顧問を寮に配置し、玄関等に防犯カメラを設置することを明らかにした。