最速157キロを誇る今秋ドラフト1位候補、大船渡(岩手)の佐々木朗希投手(3年)が、作新学院(栃木)との練習試合で今季初登板した。

3回を投げ1安打6奪三振。作新学院のプロ注目の好打者・石井巧内野手(3年)からも2三振を奪った。直球の最速は複数球団のスピードガンで156キロをマークした。

相手打者に頭部死球を当てるアクシデントもあったが、その後も乱れなかった。自身のトンネルで1失点した一方、4番に座った打席では左中間二塁打を放つなど、視察に訪れた日米18球団45人のスカウトに、その存在感を強烈にアピールした。

巨人長谷川スカウト部長は「衝撃を受けた。(マウンドとホームの間が)18・44メートルじゃなく、14メートルくらいに見えた。ストレートのキレは今プロに入っても3本の指に入るのでは。本当にびっくりした」と興奮した様子だった。