日本学生野球協会は9日、都内で審査室会議を開き高校7件と大学1件の処分を決めた。

高校では、監督の中学生との接触ルール違反のあった長野商(長野)が2月20日から5月19日まで監督(48歳)が3カ月の謹慎。部員の飲酒があった五所川原第一(青森、軟式)が2月22日から5月21日までの対外試合禁止。

長野俊英(長野)の監督が、部内の暴力と報告義務違反で1年1カ月の謹慎。長野工(長野)は顧問(42歳)の酒気帯び運転で1年の謹慎。浜松湖北佐久間分校(静岡)は監督の暴力(部内)で3カ月の謹慎。

金沢北陵(石川)は、部員の喫煙で1カ月の対外試合禁止。40代部長のセクシュアルハラスメントがあった高校については無期謹慎とし、被害者生徒のプライバシーに配慮し学校名は発表されなかった。

大学では、法大の青木久典監督(46)が「監督の暴力(部内)および報告義務違反」で3月28日から7月27日までの4カ月間の謹慎処分となった。

同監督が部員に暴力をふるった旨の告発文書が1月下旬、大学と日本学生野球協会に届いた。法大はこれを受け、弁護士を含む調査委員会を2月中旬に設置。調査を進め、3月29日に東京6大学連盟に調査報告書を提出。「15~16年度に青木監督に問題となる行為があったと認める」とし、同監督を謹慎とする学内処分が決定した。現在は副部長で元監督の金光興二氏(63)が指導にあたっている。