星稜(石川)は15日、野球部の林和成監督(43)と山下智将(としまさ)部長(37)に対する懲戒処分を発表した。

林監督は6月4日まで指導禁止とする。20日から始まる春季石川県大会、北信越大会は山下部長が代行で指揮を執る。

林監督は3月28日の選抜高校野球大会(甲子園)2回戦で戦った習志野(千葉)のサイン伝達(盗み)行為を疑い、試合中に審判団にアピールした。試合後には相手監督に直接抗議に向かって物議をかもした。

この試合に1-3で敗退後、監督の一連の騒動について学校に批判の声が多数届いた。学校側は、週刊誌の取材を学校に無断で受けていたことなどを理由に、同監督に今月5日から指導自粛を言い渡していた。練習試合では山下部長が代行監督を務めている。

同監督は大会後に「言動、行動の批判を受けて(学校などから)何らかの処分があるのなら、受け止めます」と話していた。