最速163キロ右腕・佐々木朗希投手(3年)を擁する大船渡(岩手)の次戦へ4日、岩手県高野連が報道各社に異例のファクスを送信した。6日に高田との沿岸南地区予選が行われる住田町・運動公園野球場について「観覧スペースはほとんどございません」と告知し、取材の自粛を求めた。

3日に約2800人が訪れた平田運動公園野球場には約1000人を収容するスタンドがあったが、住田球場の着席観戦スペースは500人前後。上野由岐子投手らを観戦に約2400人が来場した10年の女子ソフトボールでは仮設スタンドを設置したが、今回は日程的に間に合わなかった。座席確保の過熱も懸念されるが、高野連関係者は「来場される皆様の良心にお任せするしかありません」と頭を悩ませていた。