全国最多188チームが出場する愛知大会の抽選会で、県高野連は会場に集まった各校の主将らにフェアプレーを呼びかけた。

審判技術部長の祢宜田(ねぎた)秀樹氏は檀上で、サイン盗み問題について「今年のセンバツにおいて大きな話題になり、残念ながら(星稜の)監督が謹慎処分を受けるまでに発展してしまった。愛知ではそのような行為がなされていないと信じているが、もしこれらの行動があれば絶対にやらないようにチームメートに言ってほしい。188チームが参加する愛知は一番の激戦区とも言える。マナーにおいても素晴らしいチームを甲子園に送り出したい」と口調を強めた。

今月、日本高野連が全国の高野連に配布した「周知徹底事項」の中では、今年から「走者およびベースコーチなどが捕手のサインを見る行為」も禁止とした。「伝達」を禁じていたセンバツまでより1歩踏み込んだ内容になっている。

また、グラブの余った結びひもが、目に入って失明したケースがあったといい「ひもは親指の長さまでにとどめてほしい」との通達もあった。