全国の注目選手を紹介する高校野球特集の第5回は「関東・甲信越編」。横浜隼人(神奈川)の188センチ左腕・佐藤一磨投手(3年)もプロ注目の逸材だ。

188センチの長身に、広い肩幅と長い手足。理想的な投手体形から繰り出す直球は最速145キロ。横浜隼人のエース左腕・佐藤は成長著しい注目素材だ。

中学時代の最速は120キロ台中盤だった。高校入学時は185センチ、72キロと細身。水谷監督とつきっきりでキャッチボール、体力づくりから始めて、2年春に最速137キロ。その後も成長を続けて145キロを記録した。「自分には高さがあるので、打者の近くでリリースすることで体感速度の速いボールを投げたい」と恵まれた体格を最大限に生かす決意だ。

同世代最高左腕となる横浜・及川に対しても「球速では負けますが、質では負けていない」。神奈川を勝ち抜き、その名を全国に響かせる。【鈴木正章】