函館大柏稜は座禅効果で初の甲子園を狙う。今冬、大柳昭彦監督(56)のアイデアで、グラウンド近くの寺院に赴き、30分の座禅を行った。

精神集中と同時に、息を一気にはき出してから10~15秒かけて息を吸うという独特の呼吸法を学んだ。地区初戦の函館稜北戦では、9回裏の攻撃前にチーム全員で実施して、2-1のサヨナラ勝利。松井幸大主将(3年)は「無の境地になれる。南大会でも実践したい」と前を向いた。