佐野松桜(栃木)が14安打を放ち初戦を突破した。川崎秀二監督(43)は「しっかり投げて、打ってくれてよかった」と笑顔で振り返った。

昨秋からエースの猿橋蓮投手(2年)は7回4安打1四死球5三振の粘りの投球を見せた。猿橋は「初戦で緊張したが、ベストプレーを心がけました」と落ち着いて答えた。弟の昂汰内野手(1年)はベンチから力投する兄を見て「今日の兄は100点満点です」と笑った。続けて「次は120点を」と次戦に向け期待を寄せた。2回戦は16日に宇都宮南と戦う。弟は「昨日も食べた、おばあちゃんがつくってくれるカツ丼で戦います」と意気込んだ。