日本は初戦を辛くも逆転で制した。0-2で迎えた8回、相手ミスも絡んで得たチャンスで韮沢雄也内野手(3年=花咲徳栄)の中前打でまず1点。石川昂弥内野手(3年=東邦)の左翼線安打で同点とし、遠藤成内野手(3年=東海大相模)が左中間を破る二塁打で2点を勝ち越した。中軸が勝負強さを発揮した。

永田裕治監督(55)のコメントは以下の通り。

-初戦に辛勝

永田監督 スペインは守備がいいチームと聞いていた。思った以上に素晴らしいチームだった。変化球が苦手かなと聞いていたので先発は池田でいった。

-8回の攻撃について

永田監督 あの回に(先発の)投手を代えてくれた。(2番手が)ブルペンで投げているのを見て、特に変化球がストライクに入っていなかった。直球を中心に狙うように指示をした。

-焦りがあった

永田監督 そうですね。チームを作って1週間足らず。戦い方がまだ分かっていない。5回が終わったあとにワンチャンスで必ず(得点を)と言っていた。打てなかった面もあるがサインミスもあった。走塁やバントのミスもあったけど、そこはプラスに考えたい。

-風やストライクゾーンの違いも

永田監督 分かっていたこと。選手には何があっても驚くなと言ってきた。そこは徹底してきた。

-木製バットの難しさも

永田監督 まだ分かりません。そこは永遠の課題でもある。試合の中で慣れていくしかない。国際大会の厳しさを痛感したと思う。1つ目を何とかクリアできたので、ゆっくり休んで明日に備えたい。