北越は1-0で加茂暁星に競り勝ち、秋は2年ぶりの北信越大会出場を決めた。
エース阿部柚士郎(2年)が5安打完封。準々決勝の長岡工戦に続き2試合連続完封勝利を挙げた。新潟産大付は巻を5回コールド、17-4で下した。1回表に先制を許すが、その裏、和田昂樹投手(2年)の右中間への2点二塁打など打者一巡の猛攻で一挙7点を挙げ、春秋通じて初の北信越への切符を手にした。29日、決勝と第3代表決定戦が行われる。
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最後の打者永井大翔(2年)を空振り三振に打ち取るとマウンドの北越・阿部は守備陣へ振り返り、「よっしゃ」と叫んだ。1点を守り切った。0-0の投手戦で迎えた7回裏2死無走者から四球と安打で一、三塁とし、阿部の打席。「連打は難しい。一気に行くしかない」と小島清監督。初球で重盗を決め、先制点をもぎ取った。
直後の8回は2死満塁とこの日最大のピンチ。打順は投げ合いを演じる5番・藤井聖也投手(2年)。緊張し固くなる阿部に仲間から「笑え、笑え」の声。「あれで力まずにに行けた」。ここまで2安打の藤井を左飛球に打ち取り、笑顔でベンチで仲間とハイタッチをかわした。
阿部は新チームでは主将でエース。結成当初は重圧を感じることもあったと言うが「1つ1つ乗り越えれば自分の成長につながる」と経験を糧にしたいと考える。試合中も、これまでは自分の出来に一喜一憂することがあったが「自分が落ち込む姿を見せればチームに影響する」と常に明るく振る舞い、チームを盛り上げている。
自身の完封でつかんだ北信越大会は中学時代のリベンジを果たす場でもある。上山中3年夏の北信越で、寺西成騎投手(現星稜2年)擁する根上中(石川)に敗れた。「あの時の悔しさは忘れていない。どうしても寺西のいる星稜に勝ちたい」と力を込める。まずは29日の決勝で県王者の座を手中に収め、狙うは今夏の甲子園準優勝校撃破。その先にはセンバツ、甲子園が待つ。【山岸章利】


