秋の大阪頂点をかけ、大阪桐蔭と履正社が、3年連続で決勝でぶつかる。6日の秋季近畿地区大阪府予選の準決勝でともに5回コールド勝ち。来春センバツ出場校を決める参考資料の近畿大会出場を決め、12日決勝(大阪シティ信用金庫スタジアム)に駒を進めた。

大阪桐蔭は4番西野力矢内野手(2年)が先制2ラン放つなど主軸の活躍で初芝立命館を13-2で圧倒。履正社も3本塁打など猛打で金光大阪に11-1と圧勝した。昨秋決勝で敗れている大阪桐蔭の西谷浩一監督(50)は「悔しい思いをした。あとどれだけ練習できるか」。今夏の甲子園覇者、履正社の岡田龍生監督(58)は「レベルが高い。頑張って大監督にちょっとでも近づけるように」と冗談を交えつつ意気込んだ。

大阪桐蔭は6試合を82得点で5失点、履正社は7試合を93得点で5失点。履正社・関本勇輔主将(2年)は「大阪桐蔭を倒して甲子園で優勝したいと思って履正社に入りました」と目の色を変えた。【望月千草】