奈良2位の奈良大付が天理との県勢対決に大敗した。奈良からは智弁学園と天理が4強に進んだため、5年ぶりのセンバツ出場は絶望的になった。

県の決勝で智弁学園と6-7の接戦を演じるなど、県内では三つどもえの実力とみられていた。

田中一訓監督(46)は完敗を認めるしかなかった。「あと1回勝てばセンバツ(が濃厚)だったが、それより投手は自分の投球、打者は自分たちの打撃をして、勝ちが転がってくるようにしようと声はかけていた。ミスで流れが向こうにいってしまった。天理さんとはすごい差を感じた。こちらは自分の野球ができず、向こうは県3位と苦労していたけど、大事なところで素晴らしい試合をできる。それがすごさ」と脱帽だった。