子どもたちへ野球の楽しさを知ってもらおうイベント「甲子園キッズフェスタ」(日本高野連、朝日新聞、毎日新聞主催)が3日、甲子園球場で開催された。

北海道から鹿児島まで、全国から集まった小学1~4年生の121人を渡辺元智元横浜監督、山下智茂星稜名誉監督、永田裕治報徳学園元監督ら8人の高校野球の一流指導者が指導。同志社、西京など関西地区の7校、約170人の球児たちと一緒に打撃やキャッチボールなどを行った。

渡辺元横浜監督は「大成功でした。子どもたちは楽しむことが一番」と喜んだ。山下星稜名誉監督は「子どもたちが野球を好きになってもらえれば。サッカー、ラグビーと来て、もう1度、野球もと思います」と話した。

子どもたちを指導した西京の中村彦士捕手(2年)は「みんなで盛り上がれるのが野球のいいところ。甲子園に初めて入って、とてもきれいだった。もう1度、みんなで来られるように」と、甲子園のグラウンドに感動していた。

鳥取市から参加した小学1年の尾崎飛雄馬君(7)は「星稜の奥川投手のようになりたい」と話し、北海道から参加した小学3年の小堀泰知君(8)は「自分も(高校で)プレーできるようになって、また甲子園に立ちたい」と目を輝かせていた。