元近鉄の中村良二監督(51)率いる天理(奈良3位)が大阪桐蔭(大阪1位)を破り、14年秋以来5年ぶりの近畿王者に輝いた。

初回、1死一塁から3番河村拓民外野手(2年)の左越え2ランで先制。その裏にホームランで1点を返されたが、1点リードの6回に2番山元太陽捕手(2年)の3ランなどで一挙5得点し突き放した。終わってみれば先発全員安打で3本塁打を含む16安打と打力の高さを見せつけた。

今大会初先発の達孝太投手(1年)が7回まで5安打2失点と粘投。最後はエースの庭野夢叶(むうと)投手(2年)への継投で逃げ切った。

優勝した天理は県大会3位からの躍進。15日に開幕する明治神宮大会(神宮)に出場し、16日の初戦で仙台育英と対戦する。

主なOBに阪神関本賢太郎、ヤクルト西浦直亨、ロッテ中村奨吾ら。