投手陣が16安打12失点と崩れ、打線の追い上げも届かなかった。

1点を追う6回、先発の藤江星河投手(2年)が先頭打者に四球で出塁を許すと、3連打を浴び2点を奪われた。なお一、二塁から相手の2番山元太陽捕手(2年)に左越え3ランを浴びるなどこの回5失点。8回に4番仲三河優太外野手(2年)の適時打などで3点を返したが、代わった藤江以外の4投手も相手打線の勢いを最後までくい止めることが出来なかった。

試合後、西谷浩一監督(50)は「天理さんのしぶとさを感じました。藤江も6イニング中半分くらい先頭打者を出して自分たちのリズムを作れなかった。そういう時でも、攻撃していかないといけないと負けてなおさら思いました」と振り返った。新チーム発足時に立てた「秋日本一」の目標はかなわず。来春のセンバツに向け、「メンバー外含めて競争する。もう1回チームを作ります」と再出発する。