日本高野連が設けた「投手の障害予防に関する有識者会議」の最終会合が5日、大阪市内で開かれ、答申案の骨子をまとめた。3つの大きな柱のうち「競技団体としての責務」では、高野連が主催する大会で1人の1週間での総投球数を500球以内にする球数制限が明記された。降雨などでノーゲームの場合も球数はカウントされる。20日に日本高野連の八田英二会長(70)に手渡し、29日の日本高野連理事会で承認を得れば来春のセンバツから適用される。

会議に出席した早大・小宮山悟監督(54)は「ここ数年そういう(投球制限などの)流れになっているからこそ、それを加速させるために、意識づけになるようになれば。故障を未然に防ぐことがどれだけ重要か」と話した。