国士舘が2年連続の決勝進出を決めた。

度重なる走塁ミスもあり7回まで1得点と苦戦したが、右腕・中西健登投手(2年)の投球は危なげなく、無四球2安打で城東を完封した。相手の揺さぶりもある中で「とにかくストライクを投げることだけを考えました」と喜んだ。

スリークオーターからの直球、カットボールで安定してストライクを重ねていった。中学では調布シニアで外野手としてプレーしていた。高校で投手転向。「軸回転がサイド気味のほうが向いている」という永田昌弘監督(61)のアドバイスもあり、現在のフォームで投げている。

新チーム結成以降、東海大相模(神奈川)や花咲徳栄(埼玉)といった強打のチームとの練習試合にも登板を重ね、自信を積んできた。10日にはセンバツ出場をかけ、帝京との決勝に挑む。「連投は慣れているほうだと思います」と、大一番へ気合十分だった。