加藤学園(静岡)菊間右響(うきょう)外野手(2年)は、守備力に自信を持つ。チームの打撃練習の際には、守備側に入り、打球に対する1歩目の速さに意識を向けている。「自分は守備力を評価されてメンバーに入ったと思っている。そこでチームに貢献したい」と胸を張った。
昨秋の公式戦では、主に守備固めで起用された。中でも、近大高専(三重)との東海大会2回戦で、チームを救う好守を見せた。1点リードの9回に出場も、先頭に本塁打され同点に。流れが傾きかけたが、直後の打者の外野飛球を飛び込んで好捕。10回の決勝点につながるプレーとなった。
甲子園メンバーで唯一の特進部在籍。熱海市から通っているため、遅いときには23時ごろの帰宅となるが、毎晩の勉強は欠かさないという。床に就くのは、深夜2時ごろ。部活との両立では大変な面もあるが、「野球にも情熱を向けたいので、今は辛抱です」と白い歯を見せた。
外野手のレギュラーはすべて1年生ということもあり、複雑な思いもあるというが「彼らのおかげで、ここまで来たのも事実。しっかりとサポートしたい」。一丸となって戦うチームに誇りも感じており、「学校の知名度は低いですが、こういうチームもあると全国に知ってもらいたい」と力を込めた。【河合萌彦】
◆菊間右響(きくま・うきょう)2002年(平14)5月9日、熱海市生まれ。熱海少年野球クラブ、熱海中を経て、加藤学園高では1年秋からメンバー入り。右投げ右打ち。171センチ、70キロ。血液型A。家族は母と祖母。趣味は、乃木坂46の動画を見ること。推しメンは、元メンバーの西野七瀬。
※「至誠」とは、加藤学園高の校訓で誠実で品位のある姿勢を示す。「全ての事は心からはじまる」を部訓とする野球部にも通じる言葉です。

