ロッテ佐々木朗希投手の中学後輩が、先輩の母校で昨夏準優勝の大船渡を倒した! 全国高校野球選手権中止による岩手県独自の代替大会は5日、沿岸南地区代表決定戦などが行われ、大船渡一中出身の大船渡東・今川大輝内野手(3年)が先制2ランを含む3安打4打点の活躍。7回コールドで佐々木朗の出身高校・大船渡を下した。

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昨夏準優勝の主力だった大船渡・吉田昂生内野手(3年)が6回から登板し、自身の暴投決着に号泣した。

7回表に1点を挙げて1度はコールド負けを阻止したが、同裏無死満塁からの初球で悪夢。「甲子園はなくなっても去年のリベンジを果たす気持ちは変わらなかった。勝ちたかった」。

先発した前川真斗投手(3年)も「朗希さんには『花巻東を倒そうとやってきた努力はムダにしません』と報告したい」。昨年のチームと比較される重圧とも戦った1年が終わった。