新型コロナウイルスの影響で中止された今春センバツに出場するはずだった32校を招く甲子園高校野球交流試合(8月10~12、15~17日)の抽選会が8日、オンラインで行われた。各校1試合ずつ計16試合が組まれた。10日の開幕戦は大分商-花咲徳栄(埼玉)に決まった。甲子園高校野球交流試合の出場校における注目選手は以下の通り。

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投手では、最速151キロ右腕の明石商・中森俊介投手(3年)がドラフト上位候補。中京大中京・高橋宏斗投手(3年)は進学希望だが、昨秋神宮大会優勝投手で高評価を受ける。最速147キロの大分商・川瀬堅斗投手(3年)同148キロの白樺学園・片山楽生投手(3年)は右の本格派。左腕では、昨秋神宮大会準優勝の高崎健康福祉大高崎・下慎之介投手(3年)や明豊・若杉晟汰投手(3年)がいる。

野手では、明石商の1番来田涼斗外野手(3年)は思い切りのいいスイングが魅力でドラフト上位候補だ。東海大相模は山村崇嘉内野手、西川僚祐外野手、鵜沼魁斗外野手(いずれも3年)のトリオが引っ張る。花咲徳栄・井上朋也内野手(3年)のパワーに、仙台育英・入江大樹内野手(3年)の勝負強さも注目。昨夏甲子園優勝の履正社は関本勇輔捕手、小深田大地内野手(ともに3年)ら好選手がそろう。同準優勝の星稜・内山壮真捕手(3年)は遊撃から転向して臨む。