春夏全国優勝8回の大阪桐蔭は、優勝4回、準優勝3回の東海大相模(神奈川)と対決する。東西横綱格同士の対決は、意外にも聖地では初めてだ。西谷浩一監督(50)は「選抜大会があれば、優勝候補の筆頭だったと思う。そのような相手と最後にやらせていただけることになり、ありがたい」と実感を込めた。

東の雄は高校日本代表メンバーの鵜沼魁斗外野手(3年)や高校44本塁打の山村崇嘉主将(3年)らが並ぶ強力打線。だが西の雄も西野力矢内野手(3年)が昨秋の近畿大会準々決勝でプロ注目の明石商・中森俊介投手(3年)から本塁打。仲三河優太外野手(3年)、船曳烈士内野手(3年)らの強打者がそろう。根尾や藤原を擁して18年に春夏全国制覇したが現3年生は1度も甲子園に出ていない。西谷監督は「この学年の最後の試合。しっかりとやりきって締めくくりたい」と集大成を強調した。