駿河総合は、7-0で誠恵に完勝。1回戦で11三振を奪った森祐二朗投手(3年)が、この日も13奪三振の好投を披露した。3回戦16試合は、23日に行われる。

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大記録達成まで、あと6人だった。駿河総合の森は、5回まで2四死球を与えただけのノーヒットノーラン。7回参考になるが、偉業へのカウントダウンが始まった。しかし6回先頭で、投げ合ってきた誠恵・アルベスリュウ投手(3年)に左前打を許した。「(ノーヒットノーランは)狙っていなかった」と振り返ったが、1回戦の3校連合チーム戦では、2投手で「完全試合リレー」を披露。今後、また大仕事をやりそうな気配が漂っている。

今大会の「ミスターK」だ。この日は13奪三振。9連続があった1回戦から通じて、24三振を奪った。プロ2球団などが視察する中、実力を発揮した。「追い込んでからの変化球がいいところに決まった。(ボールへの)指の掛かりも良かった」。得意のスライダーを武器に、3安打の完封劇を演じた。富士宮西と対する3回戦でも、序盤から奪三振ショーを見せてくれそうだ。【倉橋徹也】