静岡市立が逆転サヨナラ負けで夏を終えた。タイブレークの延長8回表に、2連続スクイズなどで3点を勝ち越した。だが、その裏に連続押し出しや適時打3本を浴び、万事休した。

1点リードの2回2死満塁で三振に倒れるなど、3打数無安打に終わった金子大悟主将(3年)は「チャンスで打てず、情けなかった」と涙を流した。それでも、各選手が“フォア・ザ・チーム”の精神を持ち、8強入りを果たしたことに感謝。「みんながチームのことを思って、取り組んでくれた。主将として、最後にありがとうと言いたい」。感無量の様子だった。