履正社が大阪桐蔭を破り勝利を収めた。大阪大会は準決勝で打ち切りのため、大院大高に17-2で5回コールド勝ちした関大北陽とともに、履正社が「大阪制覇」を果たした。

履正社が大阪桐蔭に夏の大会で勝利するのは、99年の同2回戦で13-12で勝利して以来、21年ぶり。両校の夏の対戦は、18年北大阪大会準決勝で大阪桐蔭が6-4で履正社に勝利して以来、2年ぶりだった。今秋ドラフト候補の履正社・小深田大地内野手(3年)は、6打数4安打の活躍を見せた。

先制したのは大阪桐蔭。2回1死一塁で、今大会初出場の吉安遼哉捕手(3年)が左中間へ二塁打を放ち1点をもぎとった。直後の2回裏、履正社は5番大西蓮外野手(3年)の右前打から連打でチャンスを広げると、相手の四死球もからみ一挙4得点で逆転。4回には1死から2番弓埜祥太郎内野手(3年)から4連打で3得点。5回にも2点を追加した。

大阪桐蔭は6回、先頭吉安の二塁打からチャンスをつくり、2死一、三塁から加藤巧也内野手(3年)の右越え適時二塁打で2点をかえしたが、あと1歩及ばなかった。

両校は交流試合に出場し、15日に履正社は星稜(石川)と、17日に大阪桐蔭は東海大相模(神奈川)と対戦する。